ララランド観ました?感想書いていいですか。
こんばんは。
アカデミー賞も終わって暫く経ちますね。
ハドソン川の奇跡がひとつ部門しかノミネートされていなかった事にさみしさを覚えました。
やまでです。
前代未聞の間違えた!作品賞受賞でしたが、
ララランド。
観ました?皆さん。
おおむね絶賛だった
ララランド。
私も観ましたよ。
良かったですね。
でも、
大手を振って、めっっちゃ良かったね!!ね!!!
絶対観てよね!!あ、もっかい観たいからいっしょ行く?!
っては、
ならなかったんですよね....
いや、良かったんですよ?
良かったんですが、
なんていうか、
う〜ん......
私はミュージカル映画好きですし、
古い王道のミュージカル映画も、
それこそグリーみたいなのも割と好きです。
でも今回のララランド、いまいち乗れなかったのはなんでなんだろう...
結構数日、いや数週間考えていました。
すると、
世代と性別によって感想が分かれるのが原因なのではないか?
という結論に達しました。
今回のララランドは、古き良き伝統のハリウッドミュージカルへのオマージュがたくさんつめこまれていました。
ストーリーに関しても先人へのリスペクトが込められた内容になっています。
メジャーな所で言うと、
『雨に唄えば』も、売れない大部屋女優が、売れっ子俳優に見初められてはじまる映画でした。
ララランドも売れない女優志望と、(最初は売れてないけど)売れ始めたアーティストの話です。
ただし、ラストの描き方がまったく違います。
雨に唄えばはハッピーエンドです。
ララランドは...ちょっぴり悲しいラストですよね?
どちらも夢を叶えたという点では幸せな終わり方かもしれません。
しかしあのどこか哀愁漂う終わり方。
『マイ・フェア・レディ』のラストに近い後味が私には残りました。
私より年の若い男の子たち(20代前半)に感想を聞く機会がありました。
ある子は、今の自分と重ね合わせてガツン!ときたと語っており、
またある子は、女っていつもああなんだな...となにか含みのある感想を、空を見ながら呟いておりました。
私はというと、
なんだか主人公2人の若さがまぶしく、
自分にはもうない、お互いのまじわらなさとその思い出の美しさに、
ちょっと気後れしてしまったんですよね!!
なんでだろ!!
往年のハリウッドミュージカルは、セットの豪華さや俳優女優のきらびやかさがもたらすある種の「距離感」を持っていますが、
ララランドは良くも悪くもその「距離感」が近すぎて、
私にはどこの立ち位置で見ればいいのか....???
なんだか消化不良となってしまったのでした。
しかし、監督のデイミアン・チャゼル、
まだ30代前半なんですよね...
私と年が近いのに、あんなに壮大な映画が撮れるなんて、尊敬します。
私は自分の生活をしっかりしようと思ったのでした。
おしまい。
でも、いい映画でしたよ。