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正しい生活

お金があってもなくても、正しい生活をおくる。

奨学金のメリット/デメリット①

こんばんわ。

やまでです。

前回宣言した通り、今日は奨学金の善し悪しについて語りたいと思います。

 

奨学金と一言でいいますが、実に様々な種類のものがあります。

ざっとあげてみても

 

○日本育英会日本学生支援機構

あしなが育英会

新聞奨学生

○各大学独自の奨学金

○各地方自治体の奨学金

 

その種類は様々で、金額もまちまちです。

今回は私も借りていて現在も返済を続ける、日本学生支援機構奨学金についてメリット/デメリットを(独断と偏見で)書いていきたいと思います。

 

 

日本学生支援機構についてまず説明をします。

30代半ばより上の世代は「日本育英会」という名称のほうが聞き慣れているかもしれません。

日本学生支援機構(JASSO)は、その前身である日本育英会が行っていた奨学金事業を、育英会から分けて、その名の通り学生支援(要は奨学金の貸与、返済、それに関する手続き)だけをするために作られた独立行政法人です。

 

日本育英会自体は、昭和18年に設立された国の特殊法人で、はじまりは戦中にまで遡る由緒ある制度ということになります。

(個人的には大平正芳という官僚が選定した時に合格ラインが厳しすぎたって話が好きです。この人も貧乏で苦労したからそういうことできるんだろうな)

 

この日本学生支援機構奨学金が、現在は申請すれば(第二種は)ほとんど受給できるというユルさから、日本最大の奨学金貸与機関となっています。

この第二種奨学金というものが昨今の奨学金のイメージ低下を引き起こしているかと思いますが、それに関しての詳しい話はまた別記事にしたいと思います。

 

実は私もこの第二種(きぼう21プランって名前だった)奨学金を借りた口です。

これのメリットをお伝えします。

 

メリット

○貸与されやすい

貸与されやすい、というのは「成績が悪くても借りる事ができる」ということです。そのため国公立など難関校ではなく、俗にいうFラン大学でもいいので大卒を目指す学生や、成績の善し悪しではなく一芸に秀でた部分をさらにのばすための大学(芸大・美大等)を目指す学生も大学に行くチャンスが与えられるということです。

これはJASSOが掲げる教育機会の均等という理念にも合致しています。

ちなみに私も成績はそこまで悪くありませんでしたが、第一種(無利子)を受けられる条件にあと少しだけ足りませんでした。第二種があって本当に助かりました。

なかったら多分中退してましたね。

 

○お金の有難みを実感する

奨学金を借りる、ということは「家に大学に行くほどの蓄えがなかった」ということに他なりません。お金がない人でも大学に行く機会をリアルに与えてくれるという実感は、借りた学生にしか味わえないものでしょう。

また、奨学金で学費を払っている学生は仕送りもほとんどない場合が多いです。バイトと奨学金をやりくりして大学に通う経験は、裕福な家庭で育った学生よりもお金に関してよりシビアな感覚を持つ事でしょう。

 

○制度について色々調べるようになる

これは私が大学卒業後、返済が始まってからでしたが毎月返済とは別に生きて行く為に支払うお金というものがありますよね。税金とか、保険料とか...そうなって来た時に、どうしてこんなにお金は出て行くいっぽうなんだ?何かおかしいぞ!と思って奨学金返済をしていることによって受けられる免除や、その他所得控除に関しての制度を片っ端から調べまくりました。

そのあと気づいたのですが、新卒正社員として働いている同期があまりにも自分の払っているお金に関して無知な事に驚いたことがあります。

いや、無知でいられるほどお金に困っていないって豊かな証拠なのでいいんですけど。

貧しさは文字通りハングリー精神ももたらします。

 

 

次に

デメリット

についてです。

 

○借金という自覚が親にない

世の中には奨学金を借りなくても頑張れば大学に行かせてやれるのに、奨学金を借りろと言う親御さんがいます。

まだ大学生となる子供の下に子供がいるとか、両親の介護をしながらなので手元に現金を残しておきたいとか...家庭により実にさまざまな理由があります。

でも、正直に言わせて下さい。

何も考えずに借りさせる親御さん、多いっす。

奨学金は間違いなく学生ローンです。

ということは、卒業後、自分の息子、娘は既に負債を抱えた状況になります。

それが4年後決定しているというのに、自分たちの手元にはお金がある。

それって、本当に子供のこと考えてますか?

 

実はやまでの現職は教育機関です。

奨学金の認識が甘い親御さんは年々増加傾向にあると肌で感じます。(統計とかとってないんで、あくまで主観です。)しかも、そういう親御さんの子供に限って切迫感がないというか、本当に大学で学ぶ気があるのか?と疑問に思う姿勢だったりすると....

その子の行く末を案じてやみません。

 

もし、今受験生を抱える親御さんがいて、子供の志望校の学費が学資保険で貯めた額よりもちょっと無理しないとツライ...というのであれば、

ちょっと無理してあげてください。

それは子供が卒業後にする無理よりも、金額的にも精神的にも軽いかもしれません。

(この話は折をみて詳しく話したいと思います)

 

○借金という自覚が子供にない

先程メリットのところで「子供に金銭感覚が身に付く」とあげましたが、またその逆のパターンもあります。

毎月決まって支給される、

高額なお小遣い

と勘違いしちゃうパターンです。

これは学費自体は親御さんが払っていて、月々の生活費を奨学金で賄っている学生にありがちなパターンです。

奨学金を借りていてもバイトもしているので、毎月の生活には余裕がある。

その余裕をやりくりして、海外旅行とか、学生のうちにしかできないことをやるなら大賛成ですが、それが月々の浪費に使われてると思うと、いたたまれません。

君のそのゲームの課金、将来の借金だよ?

って学生みるたび思ったりしているやまでなのです。

 

○借金に鈍感になる

コレが最大のデメリットかもしれません。

というのも自分に相当あてはまっているからです。

私は大学卒業後、新卒で入った会社を理由があり1年で辞めています。

そのあと、様々な職種を点々として今に落ち着いているのですが、新卒でそのままやめずに働いている同期と現在の収入は比べ物にならないくらい低いです。

収入の低さの替わりに身軽さや自由さは割とありますが、それで苦しんでいる面もあるので、まあどっこいですね。

話が逸れました。

その、収入が低い(いわゆるフリーター期間)などを生き抜く際に、やってしまったのがクレジットカード負債です。

生活費の不足をキャッシングなどで補っていたツケは、払うのにその倍以上の月日がかかります。

世の中の借金してしまう人の半分くらいはキャッシング、カードローン&リボ払いで首が回らなくなると思うのですが、まっとうな育ち方をした人ならまず『カードローン』やら『キャッシング』というものにひっかからないと思うんですよね。

奨学金返済している人は、そこの敷居が格段に低くなります。

これ統計とかマジでどこかの機関がとってくれないかな...と思うくらいですが、私の見て来た奨学金貸与学生の半分くらいはこの例があてはまります。

もちろん、同期あたりは今は結婚して子供もいて、今ではちゃんとした生活をしていますが、私のようにまだ独身で働いている人で、特に収入の低い(地方で働いているような)方なんかは同じような方多いのではないでしょうか...

 

一度こういう経験をすると、もう『闇金ウシジマくん』なんて他人事とは思えません。

涙なしには読めない漫画になってしまいますよね。

 

 

 

・・・・と、ここまで主観と実体験たっぷりに奨学金のメリット/デメリットを語ってきました。

奨学金返済を現在継続中の方などで共感された方、いや、俺はそこまでダメじゃないよという方、色々いると思います。気が向いたらコメント下さい。

共感しても批判しても借金はなくならないのがツライところですね。

 

あ、でももちろん今返済と日々を暮らしていても、やはり大学生活は素晴らしかったという思いはずっとあるので、こんなこと思うなら大学行かなきゃ良かったーとは私は思った事はありませんので安心して下さい。

親御さんも、こんな人もいるけど自分の息子、娘はもっとマトモだから大丈夫!奨学金借りてもらおう!という確信に変わるきっかけになれば幸いです。

 

今日はこの辺で。